浄化槽について

浄化槽の使い方に不安がある方必見!【洗剤の使い方】のコツ3選!

浄化槽を守る!洗剤の使い方3選紹介

浄化槽を使用する際に、「洗剤の使用には注意してください」といわれたけど、

お客様

浄化槽使用しているけど洗剤の使い方が分からないよ~

浄化槽を使用している方々の中には、「洗剤の使い方がわからない」という不安を抱えている方も多いと思われます。

そこで、今回は浄化槽の洗剤の使い方について、3つのコツをご紹介いたします。正しい使い方を守りながら、微生物を保護し、快適な生活を送ることができます!

この記事を見て分かること

 洗剤の使用量を知りたい!

 洗濯槽クリーナーの使用頻度を知りたい!

 オススメの洗剤を知りたい!

浄化槽を守るためには洗剤の使い方が重要!

浄化槽内には、汚水を分解するために不可欠なさまざまな「微生物」が生息しています。実際に、彼らにとって浄化槽は自身の生活環境なのです。

強力な抗菌剤を頻繁に使用したり、過剰に使用した場合、微生物たちが死滅してしまい、浄化機能が低下してしまうことがあります。

微生物

死んじゃうよ~💦

浄化槽の水質には微生物の働きが大きく関わっています。そのため、洗剤の使い方には非常に注意が必要です。

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洗剤使用量を守る重要性とは?正しい使い方のポイント

皆さんは、洗剤を使用する際に「少し多め」に使っていませんか?

しかし、汚れがあっても「洗剤を多く使えば汚れが落ちる」というのは誤解です。

実際には、洗剤の量を増やすことで洗剤の成分が衣類に残り、繊維の中で固まって汚れの原因になる可能性があります。

また、肌が敏感な方にとっては、「洗剤に含まれる香料や界面活性剤が衣服に残り、かゆみの原因」になることもあります。

以上の理由から、洗剤の使用量には注意が必要です。

洗剤の過剰使用は、自身や衣服だけでなく、浄化槽、財布、そして環境にも悪影響を及ぼす可能性があるため、必ず適量を守りましょう。

洗濯槽クリーナーの使用方法と注意点!長持ちさせるためには控えめに使うべき理由

「洗濯クリーナー」とは、洗濯機内の見えない汚れを隅々まで掃除する商品です。

しかし、この商品は微生物にとっては「強力な殺菌力の洗剤」となります。そのため、使用頻度は控えめにすることが望ましいです。

一般的には、月に1回、少なくとも2ヶ月に1回程度が目安とされていますが、「浄化槽を使用している方は多くても3ヶ月に1回程度が望ましい」です。夏季には2回、冬季には1回程度でも問題ありません。

必要以上に使用してしまうと、微生物が死滅し、浄化機能が低下する可能性があるため注意が必要です。

家庭洗剤、浄化槽の機能障害を専門的にまとめられている記事はこちら

塩素系洗濯槽クリーナーの代替え品と使い方のポイント

複数回使用したい方は、「酸素系の漂白剤」を代替品として使用することができますが、洗浄力は劣ります。

また、重曹やセスキ炭酸ソーダなども使用できますが、効果はそれほど高くありません。

酸素系漂白剤を使用する際は、以下のポイントに注意しましょう。

まず、使用量は適量を守る。使用量が多いと、「色落ちや生地の劣化、シミの原因」になることがあります。

次に、水に溶かしてから使用することをおすすめします。直接衣類にかけたり、濃度の高い状態で使用すると、生地にダメージを与えることがあります。

最後に、洗濯機の使用方法についても注意しましょう。使用後は菌が繁殖するため「必ず蓋を開けて、素早く残留物を取り除くこと」が大切です。

以上の点に気を付けることで、安全に酸素系漂白剤を使用することができます。

  • 40~50度のお湯を使用する
  • 浮いている汚れをネット等で取る
  • 非推奨のメーカーもある

酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤と比べて殺菌力が劣るため、「40℃程度のぬるま湯」を使用して効果を高める必要があります。

また、洗濯槽内に汚れを残さないよう、浮いてくる汚れは網などで取り除くことで、より高い効果が期待できます。

ただし、ドラム式洗濯機は物理的に汚れを取り除くことができないため、酸素系漂白剤の使用はおすすめできません。代わりに、塩素系漂白剤を使用することができます。

酸素系漂白剤は、浄化槽や環境に優しい商品であり、手間はかかりますが安心して使用することができます。

使用頻度の目安としては、大体月に1回程度がおすすめです。

洗濯槽クリーナーを使用する際は、浄化槽清掃前に合わせて使用することで、浄化槽への負荷を軽減できます。

洗濯機は、毎日の家事に欠かせないものですが、長期間使用すると洗濯槽内にカビや汚れがたまってしまいます。そこで、3年に1度ほどプロの業者に洗濯槽内のクリーニングを依頼することをおすすめします。

洗濯槽のクリーニング料金は、一般的に「1万円〜2万円程度」が相場です。

ただし、ドラム式洗濯機の方が縦型洗濯機より高い傾向があります。洗濯槽内やにおいが気になる場合は、まずは無料の見積もりを取ってみると良いでしょう。

プロの業者に依頼することで、洗濯機の寿命を延ばし、清潔な洗濯物を維持することができます。

また、定期的なクリーニングは、洗濯槽内の菌やカビの繁殖を防ぎ、健康面でも安心です。

ぜひ一度、クリーニングを検討してみてはいかがでしょうか。

洗濯機クリーニングなら【おそうじ本舗】

地球にやさしい洗剤を厳選!環境に配慮した洗剤の特長とおすすめ商品紹介

洗濯洗剤について分からない方のために、おすすめの商品を紹介します。全て環境に優しい洗剤で、浄化槽にも優しい商品です。

まずはSARAYAヤシノミ洗濯洗剤です。

この商品は「無添加で、香料、蛍光剤、漂白剤、着色料、抗菌剤、石油系界面活性剤などが一切配合」されていません。

化学合成された界面活性剤は、分解が難しく地球を汚す原因になるため、環境に優しい商品が注目されています。その一つが、無添加の洗濯洗剤です。

「小さなお子様の衣類にも使える安心な商品」であり、無香料なので柔軟剤は必要ありませんが、香りを楽しみたい方は、香り付きの柔軟剤との併用がおすすめです。

また、手頃な価格帯のため、試しやすいのも魅力の一つです。

そして何よりも、この商品は微生物によって分解され、地球に還るため環境にも優しい商品なのです。

自然環境を大切にする現代において、「環境に優しい商品」が求められています。ぜひ、この洗剤を使って環境保護に貢献してみてはいかがでしょうか。

ecoverZERO(エコベールゼロ)

1979年創業の歴史ある洗剤で、人と地球に優しい植物由来の洗剤ブランドです。

こちらの商品も「無添加、無香料タイプ」です。

自然の成分から作られているため、放流後も分解され、敏感肌の方やお子様のいる家庭でも安心して使用できます。

また、洗濯洗剤以外にも食器用洗剤やお洒落着用、キッチン用など様々なアイテムが揃っているため、揃えるとおしゃれでおすすめです。

洗濯洗剤は1000mlと容量が多く、長持ちします。

使用する際にキャップ口が広く、洗剤が多く出てしまうことがあるため、注意が必要です。しかし、すぐに慣れるので問題はありません。

海へ…Step コットン、ウール、シルクも洗えるマルチな自然派洗剤

最後にご紹介するのは、衣類に優しく環境にも配慮した中性洗剤です。この商品は特許を取得しており、洗浄力にも自信があります。

素材によって「洗剤を使い分ける必要がなく、柔軟剤も不要で、これ一つでOK」なので、とても便利です。

驚きなのは、すすぎをしなくても、すすぎを一回した時と同じ程度の洗浄力があるということです。そのため、手軽に簡単に洗濯ができます。

水で薄めることもできるので、洗濯以外の掃除にも使えます。

また、環境にも配慮された商品であるため、地球に優しいという点も魅力的です。

 無香料ではない

 ドラム式洗濯機を使用の場合は一回のすすぎを推奨されている

この商品は、30リットルの水または3キロの洗濯物に対して5グラム、またはワンプッシュ1グラムという使い方で、量りを使わずに手軽に使用できます。

ただ、他の紹介した商品と比べるとやや高価な点がデメリットです。

しかし、「経済的に余裕のある方や環境や浄化槽に良い商品を使用したい方には」、ぜひ一度試してみて欲しいと思います。

まとめ

浄化槽を正しく使用するためには、頻度を過剰にしないことと洗剤の使用量を適切に守ることが重要です。これらを守れば、基本的には問題ありません。

最後までお読みいただきありがとうございます。

浄化槽や環境に優しい洗剤が存在することを知っていただくだけでも価値があります。環境に配慮した洗濯の方法を実践してみてください。

いなジョー

この取り組みが多くの人々に広まり、実践されることで、未来の環境につながると信じています。

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いなジョー
いなジョー
はじめまして、浄化槽管理士のいなジョーです。私は10年以上、浄化槽業界に携わっており、主にYouTube、インスタ、Twitterで浄化槽に関する情報を発信しています。 浄化槽とは、下水道が通っていない地域に設置される小型の汚水処理装置です。家庭で使用された汚水を微生物の働きによって有機物(汚れ)を分解し、キレイに処理した水を側溝や河川に放流しています。しかし、浄化槽は適切な維持管理(保守点検、清掃、法定検査)が行われないと、正常に機能しなくなり、キレイな処理水を放流することができなくなります。 浄化槽の維持管理には、浄化槽管理士、浄化槽清掃員、法定検査員、そして管理者が関わります。浄化槽の維持管理を受検し、性能を維持することで、環境を守っています。浄化槽には多くの関係者がかかわっており、適切な維持管理が不可欠であることを理解していただければと思います。
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