ブロワーについて PR

浄化槽【ロータリーブロワー】オイルシールとOリングの取替え方法を徹底解説!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

本記事ではロータリーブロワーのオイルシールおよび、Oリングの交換方法について解説しています。

ロータリーブロワーは槽内の空気循環を担う重要な装置で、内部のローターを使用して空気を吸引し、吐出口から排出する役割があります。

高い圧力を生成し効率的な空気供給が可能で、連続運転により安定した風量を維持します。

ロータリーブロワーのメンテナンスは重要で、定期的なオイルの交換やフィルターの清掃が必要です。

手入れを行うことで動作がスムーズになり、安定した空気供給が継続的に保たれます。

ロータリーブロワーメンテナンス方法≫

ロータリーブロワーのオイル漏れ

ブロワーの外観を観察すると、矢印で示した場所からオイルが漏れていることが確認できます。

オイル漏れの主な原因はOリングやオイルシールの劣化です。

この状態を放置して使用を続けると、ブロワーが焼損し新たなブロワー本体の交換が必要になるため、早急に部品を交換することが重要です。

AQUA LEGEND
¥3,500 (2022/06/27 06:05時点 | 楽天市場調べ)
\最大8%ポイントアップ!/
Amazon

ロックナットを外す

ロックナットを取り外すには、モンキーレンチやラチェットレンチを使用します。ロックナットの役割は、プーリーの取り外しを可能にすることです。

プーリーとは、写真にある車のハンドルのような形状をしたものを指します。

以下の手順で分解を行います↓

ベルト、プーリーを外す

次にVベルトを外します。プーリーを大きく回転させながら外側に引っ張ることで容易に取り外せます。

その後、プーリーを取り外します。

プーリーと本体を外す

ナットをすべて外した後、矢印が示す二箇所に先に外したナットを時計方向に締めるとプーリーを取り外せます。

作業中オイルが漏れる可能性があるため、作業エリア下にウエスや吸収用の布を敷いてください。

プーリーを取り外す前に、本体とプーリーが触れる部分にマーカーで印をつけておくと、組み立て時に役立ちます。

手順を守ることでプーリーの取り外し作業をスムーズかつ安全に行えます。

Oリング交換

Oリングが千切れていることがわかります。

一般的な家庭用ブロワーのダイヤフラムと同様に、長年の使用によりゴム製の素材が劣化し硬化しています。千切れた部分からオイルが漏れていました。

一般家庭用ブロワー詳細はコチラ≫

いなジョー

形あるものは、いつかは壊れる運命にあるのです!

修正後の状態は次の通りです。

これでオイル漏れの心配はなくなりました。

オイルシール交換

外したプーリーの裏側はこんな風に見えます。

内部のオイルシールに異常は見当たりませんでしたが、分解したタイミングで交換します。交換が完了したら、各部品を元の場所に戻します。

事前につけておいた目印が、作業をスムーズに進めるために大切な理由です。

すべての部品が元の位置に戻り、異常がないことを確認できたら作業は完了です。

以下の動画を通じて具体的な作業の流れを把握できます。

まとめ

ロータリーブロワーは繰り返し使用することで汚れが溜まり、動作に影響します。定期的なメンテナンスは機器の長寿命化や適切な動作を維持するために不可欠です。

特に、オイルの交換、Oリングの交換、ベルトの緩みの確認はブロワーの持続的な性能を保つために必要な手順です。

メンテナンスを怠ると、機器の動作不良や故障が発生し、大規模な修理費用が発生する可能性があります。

安全面にも影響があるため、使用前には必ず機器を点検し問題があれば直ちに修理を行うことが重要です。

LINEオープンチャットへの参加案内

多くの管理士が参加するLINEオープンチャットを運営しています。浄化槽管理士を目指す方や資格取得を検討している方は、ぜひこのチャットにご参加ください。

現在、100名以上の経験豊富な浄化槽関係者が参加しており、日々有用な情報交換が活発に行われています。

日本最大の浄化槽コミュニティ!

ABOUT ME
いなジョー
いなジョー
浄化槽業10年以上。現在は浄化槽管理士として活動中!SNSを通じてこの分野の知識や情報を共有しています。浄化槽は下水道が整備されていない地域の汚水処理施設で、微生物の働きによって汚水を浄化し、河川に放流するシステムです。しかし、適切な維持管理がされていないと浄化機能は低下します。この大切な維持管理は、管理士、清掃員、検査員、そして浄化槽の持ち主である管理者が協力して実施します。浄化槽の正しい管理の方法と重要性について、多くの人々に理解してもらいたいと願っています。 また、浄化槽のことを理解することで、浄化槽管理が好きになれます。
オススメの書籍
関連記事