浄化槽について

浄化槽関係者の方必見!全国の浄化槽管理士が行っている【危険予知活動】

浄化槽の維持管理者必見!KY活動の重要性と実践方法を解説

今回のテーマ

■ KY活動とは?

■ 一人では気付かなかったことが知れる

■ 他の方はどのようなことをされているか気になる

本記事では、「全国の浄化槽管理士が取り組んでいるKY活動」について詳しくまとめています。KY活動は一人だけでなく、組織全体での見直しと実行が重要です。

目的は事故発生のリスクを減らすことです。

記事を最後まで読むと、新たな考え方やアイデアが浮かぶかもしれません。

明日からの業務に取り入れてみる価値があります。ぜひお読みいただき、浄化槽管理に役立ててください。

KY活動とは危険予知活動

危険予知活動(KY活動)は、通勤、勤務中、退社途中など、日常のあらゆる場面で無意識に行われています。

危険予知は常に「考える習慣」を持つことが非常に効果的です。運転においても、可能性のある危険や予測される事態に対して意識的に対策を取ることが重要です。

事故を回避するために危険予知を実践した経験を持つ方も多いのではないでしょうか?

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危険予知の限界を超える方法とは?チームで取り組むKY活動

危険予知の習慣化について考えてみましょう。

もし10個以上の具体的な危険予知が思い浮かぶ方は、既に危険予知の習慣を身につけていると言えます。しかし、ほとんどの方は10個以上を思いつくことは難しいでしょう。

そこで、今後の参考になるようにKY活動(危険予知活動)を紹介します。この活動を通じて、日常の様々な場面で危険を予測し、事故を未然に防ぐことが目指されています。

安全な車両移動を実現するKY活動のポイント

 巻き込み防止

 歯止め、コーン設置

 狭い道、近道を避ける

 敷地内進入の際は最徐行

 交差点進入時、歩行者の確認

 マンホール、散水栓に載らない

 通学路は極力通らない(通る際は徐行)

 学校が休み、連休が多い日は特に注意

 バックモニターをあてにせず目視で確認

 2人で乗車しているときは声出しをする

 早め早めの行動を取り時間に余裕のある運転をする

 高低差のある場所に停車する際は、ローかバックに入れ確実なサイドブレーキを確認する

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安全な保守点検と作業のためのKY活動のポイント

 薬剤などの飛散

 防虫剤による頭痛

 こまめな水分補給

 ヘルメットを着用する

 ハチやマムシに注意する

 花壇や蛇口を破損させない

 電動工具は手袋を着用する

 槽内への落下(踏み外しなど)

 動物に嚙まれないようにする

 消毒剤の吸引によるくしゃみ

 棒を使い足元を確認、確保する

 点検終了時は指差し呼称を行う

 雑草による、導線が不明確な場所

 ブロワー、ポンプの漏電による感電

 塩素剤がしっかり溶けているか確認

 鉄蓋、コンクリート蓋を持つ際にギックリ腰

 子供や動物の気配がある場合、必ず蓋をしめる

 ベルト駆動のブロワーは電源を落として点検する

 出窓など突起物に頭や体をぶつけないよう注意する

 マンホールを閉めた後、ガタガタしないか、段差がないか等の確認

清掃作業中の危険予知活動のポイント

 担体の誤吸引

 浄化槽内の破損

 配管、バルブの破損

 排出、吸引の操作ミス

 マスクの着用、汚泥の飛沫

 ホースが詰まらないよう気を付ける

 仕切りが割れないよう汲む量を調整する

 サクションホースの暴れによる建築物破損

 スカムを先に吸引し、ろ材の落下、目詰まりを防ぐ

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ABOUT ME
いなジョー
いなジョー
はじめまして、浄化槽管理士のいなジョーです。私は10年以上、浄化槽業界に携わっており、主にYouTube、インスタ、Twitterで浄化槽に関する情報を発信しています。 浄化槽とは、下水道が通っていない地域に設置される小型の汚水処理装置です。家庭で使用された汚水を微生物の働きによって有機物(汚れ)を分解し、キレイに処理した水を側溝や河川に放流しています。しかし、浄化槽は適切な維持管理(保守点検、清掃、法定検査)が行われないと、正常に機能しなくなり、キレイな処理水を放流することができなくなります。 浄化槽の維持管理には、浄化槽管理士、浄化槽清掃員、法定検査員、そして管理者が関わります。浄化槽の維持管理を受検し、性能を維持することで、環境を守っています。浄化槽には多くの関係者がかかわっており、適切な維持管理が不可欠であることを理解していただければと思います。
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