ペットを飼っている方へ→浄化槽使用の場合はペットのトイレは流さないで!
浄化槽にペットのトイレを流してもいいですか?
と、よく聞かれます。
結論!このブログを見ている方は絶対に流さないでください。
この記事を見て分かること
■ ペットのトイレは浄化槽に流してもいい?
■ トイレットペーパーとティッシュペーパーの違い!
■ 浄化槽に流して大丈夫なモノは?
流したからといってすぐに影響があるかといわれればありません。
私がもし1回、2回であれば大丈夫ですといって、ブログを見た方が流し出してしまうと、トータルでみるとものすごい数になってしまいます。
徐々に影響が出てくるので、流すより流さない方が絶対にいいです。
ペットの糞、砂は絶対に流さないでね~
浄化槽は人間用!

そもそも浄化槽は人間用です。浄化槽に何人槽と表記されているので人間用なんです。
ペットの糞尿と、人間の出す糞尿では汚れの濃さ(BOD)が全く違います。
浄化槽の処理が追いつかなくなり水質が悪くなったりニオイの原因にも繋がります。
まれに、ペットの砂をトイレに流している方もおられますが、浄化槽を使用している場合はもちろん流さないで下さい。
槽内の水気を砂が吸収してしまい浄化処理できなくなります。
さらに砂にはペットの毛が少なからず混じっているので、浄化槽内の散気管(配管)の詰まりの原因になってしまいます。
ティッシュペーパーとトイレットペーパーの違い

上記写真のように、ティッシュペーパーでさえ水に全く溶けません。
なぜかというと、「作りが違う」からです。
トイレットペーパーとティッシュペーパーの違い
■ トイレットペーパーは、「水に濡れると分解しやすいようバラバラになる」仕組みに作られています。
■ ティッシュペーパーは、「鼻を噛んだりするため、ある程度濡れてもバラバラにならない」ように作られています。
トイレに流せると書いてあるものでも、「浄化槽使用」の場合は流さないでください。
下水道の場合、処理場に流れるためあまり問題ありませんが、浄化槽は一度タンクに溜めます。
微生物処理をおこなう工程で、ウェットティッシュは全く溶けないので、ろ材に引っ掛かり詰まりの原因となります。
※閲覧注意ウェットティッシュがNGな理由を解説している動画です。
トイレに流せる=溶けるということではありません。
しかし、ドラッグストアなどでトイレに流せると書いてある商品なので、お客様が購入してしまうのも無理はありません。。
使用しない方がいいだけで絶対に使っちゃいけないとかではないので。。。
私が管理をしている現場で、お客様が流せる〇〇系を使用されている場合は、あまり使用しないほうがいいですよと上記の理由を添えてお伝えしています。
浄化槽はお客様の大事な資産なので、できるだけ大事に使うことを心がけていれば確実に長持ちします。
流せる〇〇シリーズを流すと、浄化槽が詰まったり清掃時期が早くなる原因にも繋がるので使用はやめましょう。
余計な費用を支払わなくて済みます。
結局どのトイレットペーパーがいいの?
こちらの解答は、パルプ100%と表示しているシングルのトイレットペーパーであれば間違いありません。

結論
浄化槽に流していいものは基本的にシングルか、ダブルのトイレットペーパーです。
ペットの糞や砂などは可燃ごみに出して処分してください。
自治体によっても処分方法が異なる場合があるので、「住んでいる地域+ゴミの分別」で調べるか、役所に問い合わせをしてみましょう。