浄化槽放流ポンプ取替の作業内容
浄化槽って何?って思われた方はこちらの浄化槽基礎知識の記事を是非読んで下さい。
写真の順序→作業前→ポンプ引き上げ→パイプを流用し新規ポンプに取り付ける→電線ワイヤーを使い、古い線に新しい線を繋げてそのまま引き抜く→アース線を繋ぐ→アース線をテープで巻く→水張り、動作確認して作業終了です。

原因は漏電
線が古くなったり、結線した際にうまくテープなどが巻けていないと、線と線が接触し、線がショートしてしまい漏電します。
ポンプ本体の寿命で、いくら防水ポンプとはいえ、長年使用していると小さな隙間などから水が浸入し、漏電を引き起こしたりします。
故障の原因は漏電でした。上記写真、右の放流ポンプが作動すると家の中のブレーカーが落ちる状況でした。

パイプは流用します。チャッキ弁も問題ありませんでした。チャッキ弁とは逆流してくるのを防ぐための弁のことです。

パイプを新規のポンプに取り付けます。

電線ワイヤーを使い線を引き抜きます。

アース線を繋ぎます。


アース線にテープを巻き、元通りポンプを設置し水を張り動作確認して作業終了です。
作業時間は1時間くらいです。
ポンプの動作確認方法はこちらの動画で解説しています↓
まとめ
ポンプは防水とは言え何十年も経つと少しの隙間から水が入ったり、線がショートして漏電します。
余談ですが故障し、ポンプが回りっぱなしになっていると電気代がすごくかかるので、なんだか今月電気代が高いなと思ったらポンプの故障が原因かもしれません。
リンク
この本一冊で過去から現在までの処理方法や、本のタイトルにもあるような素朴な疑問、富士山のトイレ事情など、かなり幅広く書かれています。
私は10年以上、浄化槽業界に携わっていますが、この業界の方はもちろん、初心者の方にもすごく分かりやすく環境のことが書かれているのでとても勉強になる一冊でした。
kindleにもあるので興味ある方は是非読んで見て下さい。