ブロワーの圧力が低い?簡単測定方法できる商品紹介!
修理をしたのにすぐに故障してしまった。
浄化槽配管の詰まりを何度抜いても改善されない。そんな経験ありませんか?
それはもしかするとブロワーの圧力が弱くなっている、もしくは高負荷が掛かっている状態なのかも知れません。
ブロワーには、型式によって適正な圧力範囲があります。
圧量が「少なくても高くても」壊れる原因に繋がるため、定期的な圧力の測定が必要です。
紹介するポータブルデジタル圧力計はPDPG‐30A

PDPG-30Aという「ポータブルデジタル圧力計」です。
測定するメリット
■ ブロワー本体の適正な圧力を測定できる
■ 空気漏れ、高負荷、の原因を特定する材料になる
■ ダイヤフラムの交換時期が分かる
ブロワーの圧力測定が可能な商品です。浄化槽は槽内で微生物処理を行っており、空気の量や空気のバランスがとても大事になってきます。
圧力が低く風量が弱くなると、「微生物への空気不足や配管の詰まりの原因」になります。
高負荷の状態であれば「ブロワー内部にあるダイヤフラムやピストンの故障」に繋がります。
こちらの商品を使用し定期的な測定を行うことで、見えなかったモノが数字で見ることが可能になります。
ブロワーから異音がするな、ブロワーの風量が弱いな、内部の部品が壊れかけていないかなど気になる方におすすめの商品です。

デジタル圧力計の使用方法はとても簡単
使用方法はとても簡単で、浄化槽ブロワーに取り付けて圧力計の電源を入れるとすぐに数値を測定することができます。
測定している写真がこちら↓

動画で見たい方はこちら↓
誰でも簡単に取り付け、測定できます。
ブロワー本体に「常用圧力や定格圧力(kPa)」が記載されているのでそちらを目安に測定して下さい。
今回の場合、常用圧力が15kPaに対し、測定結果が12.9kPaだったので圧量が弱くなっていると考えられます。
槽内の水位上昇や、配管の詰まり具合で上下の変化があるので定期的に測定し、前回と比べどれほど変化したかを「目安」として使用することをおすすめします。
ダイヤフラムは一年で劣化する
圧力計を使いかなりの件数を測定しました。
そこでわかったことは「ブロワーは一年以上使用すると常用圧力が必ず下がる」ということです。
ブロワーを作っているメーカーは、内部の部品(ダイヤフラム)を年に一度交換して下さいと推奨しています。
しかし、管理している私達浄化槽管理士、管理者(お客様)からすると費用も掛かるし手間も掛かるので現実的には再現性がなく放置していました。
圧力計で測定してみるとほとんどの現場(部品を一年以上交換していない)で、常用圧力の低下が見られました。
部品を交換すると当たり前かと思われるかもしれないですが適正な範囲に戻ります。
メーカーが推奨する理由がわかりました。
最も、もう少し長持ちするようなモノを作ってくれれば最高なんですけどね。。。。。
これは測定をしないと分からなかったことです。
つまり空気量が少ないということは微生物への影響もありますし、配管への影響も大いにあり、詰まりの原因にも繋がるなと考えらされました。

圧力計検証動画
百聞は一見に如かずということで見てもらえると幸いです。
ブロワーを新規交換した動画はこちら↓
浄化槽満水状態から正常な水位に戻るまでの圧力測定動画はこちら↓
ブロワーダイヤフラム交換時の圧力測定動画はこちら↓
おわりに
必須かといわれればそんなことはありません。
ただ、あって損をするモノではないので持っておくと「原因解明」にも繋がる良い商品だと思います。
浄化槽は何かとさまざまな要因、問題が起こりますからね。
これからも検証し続けるので、そちらを見て購入を検討してもいいでしょう。
私が人柱になります。笑
ではまた。。
