ブロワーについて

現場経験10年以上の浄化槽管理士がおすすめする1口ブロワー3選!

結論以下の3機種です!

ブロワー選びで迷っている方はこちらの3機種をおすすめします。

 フジクリーン

  EcoMac40~100ℓ

 日東工器

  メドーLA40~100ℓ

 安永

  AP-40~100ℓ

ブロワーとは「微生物に酸素を送るための機械」で、浄化槽には必須の機械になります。

わたしは、「10年以上浄化槽管理」の業務に携わっていて毎日15台ほどのブロワーを現場で見ています。

その中でこのブロワーは壊れやすい、このブロワーはコスパ悪いなど、色々なことを加味し今回自信を持っておすすめの3機種を選びました!

本記事では、厳選した3種類のブロワーのメリット、デメリットを解説しています。

最後まで読むと、あなたに合ったブロワーが必ず見つかります。

おすすめの2口ブロワーの詳細記事はこちら

なぜ1口、2口のブロワーがあるのか?理由が分かる詳細記事はこちら

ブロワーは365日、24時間運転しているので、必ず省エネのブロワーを選んで下さい。

今回紹介するブロワーは全て「省エネタイプ」となっています。

3機種の「電気代を安い順」に並べてみました。

全て「風量40ℓ」で計算しています。風量は本体に表記されているので、現在使用しているブロワーを確認してみて下さい。

1. AP-40   27W 24時間で17.50円

2. LA-40   29.5W 24時間で19.12円

3. EcoMac40 32W 24時間で20.74円

更に細かく電気代を計算したいという方はこちら

電気代は選ぶ基準になります!

第1位フジクリーンEcoMac40~100ℓ

メリット

 静音

 修理が簡単

 メンテナンスが楽

 フィルター強度あり

こちらのフジクリーンEcoMacを、なぜ1位に選んだのかというと理のしやすさやフィルターの強度が決め手」です。

いなジョー

このブロワーが圧倒的におすすめ!

ブロワーには「必ずフィルター」があります。

何のためにフィルターがあるかというと「ゴミやホコリをキャッチ」し、本体内部や配管にホコリが溜まらないようにする役割があります。

本体内部にホコリやゴミが溜まってしまうと、熱がこもってしまいブロワーに負荷がかかってしまいます。

配管にホコリが入ってしまうと、配管の詰まりやブロワーの風量が弱くなってしまいます。

また、風量が弱くなると槽内にいる微生物に酸素を供給できなくなります。汚水の処理が追いつかなくなってしまい、ニオイや水質悪化の原因に繋がります。

下の動画ではホコリが詰まった時の対処方法を解説しています。

ブロワーにとってフィルターはとても大事な役割があり強度も重要ということです。

なぜブロワーが必要?と思われた方はこちらで詳しく解説しています。

保守点検の際にフィルター清掃をおこなっています。

フジクリーンブロワーはドライバーいらずで、フィルターカバーが開閉可能なので、とても楽にメンテナンスができます。

あとで紹介する2機種は、フィルター清掃をおこなう際にドライバーが必要です。

いなジョー

フィルターも丈夫で長持ち!

デメリット!ボディが剥げてくる

デメリット

 ボディが剥げる

 見た目が悪くなる可能性がある

設置場所、設置状態、長年使用していると外側のボディがボロボロ剥げてくることがあります。

ボディが剥げるだけで「吐出する空気には影響」ありません

写真のように剥げてくるので、見た目を気にされる方は通気性のよいところに設置し、カバーをすると剥げずに長持ちします。

ランキング1位フジクリーンEcoMacシリーズ
満足度
フィルター強度
価格
耐久性

ブロワーの風量は「40ℓ~」選べます。

必ず浄化槽の型式に合った風量を選んでください。

第2位日東工器LA-40~100ℓ

メリット

 唯一無二のピストン式

 故障しづらい仕様

 フィルター強度あり

他の2機種と大きく違うところは「唯一無二のピストン式ブロワー」ということです。

メドーブロワーは他とは構造が異なっており、リニア駆動フリーピストン方式により高耐久に作られています。

簡単に説明すると他のブロワーよりも壊れにくいタイプとなっています。

(絶対に壊れないとかではありません)

日東工器のHPはこちら

他の2機種は消耗部品がダイヤフラムといってゴムで作られています。

気温や天候、内部の熱によりいつか必ず劣化し故障します。

フィルターを清掃する際にドライバーは必要ですが、ホコリやゴミをキャッチするフィルターも丈夫に作られています。

デメリット!故障した際に余計な出費がかかる

デメリット

 まれに異音がする

 ピストンの芯がズレると修理費がかかる

写真は新品のピストン部品です。

矢印の部分が擦れている場合、本体の芯がズレているため交換できません。

厳密にいうと修理をすることは可能なのですが特殊な道具を使用するため余計な費用がかかってしまいます。

故障した場合は基本的に新規交換をおすすめします。

設置する際は必ず、平行な場所に設置してください。ピストンがズレる原因に繋がります。

下の動画では芯調整をおこなっています。興味ある方はご覧下さい。

まれに、古くなり壊れかけると「異音」がでることがあります。

異音についてですが、書斎や寝室近くにブロワーが設置されている方からの報告が多い印象です。

音というのは気になる方はすごく気になると思うので、そちらはデメリットですね。

下の動画では、「異音がある場合のメドーブロワー」を騒音計で測定しているので、どれほどの音なのかを参考にしてみて下さい。

デシベルについては下記の記事を参考にしてみて下さい。

ランキング2位日東工器LAシリーズ
 
満足度
フィルター強度
耐久性
価格

第3位安永AP-40~100ℓ

メリット

 オシャレ

 本体価格が一番安価

 W数が低く節電できる

こちらの安永APシリーズはなんといっても見た目がオシャレですよね。

性能も十分で、このブロワーの強みはというと「本体価格、W数も一番少ないため多くの電力を節約する」ことができます

以前の安永LPシリーズはダイヤフラム故障が多い印象だったのですが、こちらのAPシリーズは改善されダイヤフラムの故障が減り、とても長持ちするようになりました。

デメリット!フィルター、パッキンが脆い

デメリット

 フィルター、パッキンが脆い

 ランニングコストがかかる可能性がある

上がフィルターで下がパッキンの写真です。

パッキン、フィルターを外して清掃をおこなうのですが、パッキンがペラペラでちぎれてしまうのと、数年でフィルターがボロボロになります。

パッキンやフィルターを無償で取り替えてくれる管理業者だと特に問題ありませんが、費用がかかってしまう場合は、コストパフォーマンスが悪くなる可能性があります。

ランキング3位安永APシリーズ
満足度
価格
フィルター強度
耐久性

取り付け方法はコンセントに差し込むだけ

 アース工事が不要

 誰でも取り付け可能

 5分で作業完了

紹介したブロワーは全て取り付け方法は同じでとても簡単。

購入したけど取り付け方が分からないよと思われる方もいるかも知れませんが、届いた箱から新品のブロワーを取り出し、古いブロワーを撤去し、新しく届いたブロワーを同じように設置しコンセントを差し込むだけです。

ブロワーの設置場所

 水平な場所に設置する

 日陰で風通しが良いところ

 浸水、雪が積もらない場所

 浄化槽から10メートル以内の場所

 曲がり箇所は5箇所以内に納める

昔の施工の場合、水平に設置することが困難な場合があります。そのような場合はブロックなどを下に敷き、必ずブロワーが平行になるように設置しましょう。

ブロワーは雨に対しては問題ありませんが、水に浸かってしまうと故障してしまうので、浸水する可能性がある場合は、ブロワーを浸水しない程度に少し高い場所に設置することをおすすめします。

ブロワー交換時は多少のニオイがでる

 ブロワー交換時はニオイがでる

 微生物が撹拌されニオイがでる

 ニオイが気になる場合はシーディング剤

ブロワーを交換すると一時的にニオイがでます。

死滅した好気性微生物が撹拌され、正常な状態に戻るまで時間がかかるからです。

いなジョー

ニオイが出ることは異常なことじゃないのでびっくりしないでね。

それでもニオイが気になるという方は、「シーディング剤」を取り替え時に投入することをおすすめします。

シーディング剤には、槽内の微生物を活性化させるだけじゃなく「脱臭効果」もあります。

使用方法も簡単で、小分けになっているシーディング剤をトイレにそのまま流すだけでOKです。

全国の管理士のリアルな声を参考までに

下のアンケートは私が開いているLINEオープンチャットで、現役の浄化槽管理士の方に投票してもらった結果です。

オープンチャットへの参加は誰でもOKなので、浄化槽に興味ある方はぜひご参加下さい。

いなジョー

フジクリーンと日東工器が人気のようですね。

まとめ

紹介した商品はどれもおすすめなので迷っている方はこの中の3機種から選んでもらってOKです。

ただ、どうしても機械モノなので「個体差によって壊れやすい、壊れにくい等の当たり外れ」はあります。ご理解下さい。

ネットだと安く購入できますが、管理業者によってはご自身で購入、交換した場合、後のサポート(保証)がない場合もあります。

少し費用がかかっても地元の業者に依頼すると、後々のサポートがしっかりしていることもあるので、一度確認しておくことをおすすめします。

ブロワーが壊れる原因はさまざまです。

配管の距離や平行に設置されているか、電圧は安定しているか配管の詰まりはないか、などなど。

ブロワーは消耗品で、「いつか必ず壊れる」ということを頭の隅に入れておきましょう。

以上が現役浄化槽管理士のおすすめブロワーでした!!

いなジョー

現場からは以上です!

ABOUT ME
いなジョー
いなジョー
初めまして現役浄化槽管理士のいなかの浄化槽vlogです。 浄化槽の維持管理を10年以上しています。 お客様に日々の快適な日常生活と未来の人達にキレイな海、川、環境をよくしたいと思い日々仕事をしてます。子供は未来そのものです! 自分の知っているリアルな現場や、浄化槽のことを分かりやすく発信できればいいなと思っています。 これからこの業界で働く方や全く知らない方にも興味を持ってもらいたくて、このブログを開設しました。また、これを機に自分も振り返ることができるので、皆さんと一緒に成長していきたいと思っています。
私のおすすめ本
この本一冊で過去から現在までの処理方法や、本のタイトルにもあるような素朴な疑問、富士山のトイレ事情など、かなり幅広く書かれています。
私は10年以上、浄化槽業界に携わっていますが、この業界の方はもちろん、初心者の方にもすごく分かりやすく環境のことが書かれているのでとても勉強になる一冊でした。
kindleにもあるので興味ある方は是非読んで見て下さい。
楽天ブックス
¥792 (2022/08/12 12:27時点 | 楽天市場調べ)
浄化槽特化チャンネル
関連記事